ライカ Ⅲg ボディ + ズミクロン 5cm f2.0 沈胴 + 安い ライカ純正速写ケース(総革製) 三点セット 超美品

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商品情報

1950年代までのフィルムカメラについては、ライカとツァイスの二大ドイツ・カメラメーカーが世界のカメラ界を席券してきた。特にライカ・カメラにおいては、伝説のカメラ工・バルナックが開発し、改良を重ねてきた35mm映画フィルムを利用したパトローネ型フィルムマガジン、39mm径のスクリューマウントによる容易なレンズ交換機構、等がユーザーの信頼を得ていた。ところが、1954年になって、ライツ社はレンズ交換をより容易・かつ確実にするため、バヨネット方式のカメラを発売し、カメラ製造の主力をこのM型カメラに移した。今までのバルナック時代のレンズは直接使用できなくなり、カメラが今までのライカカメラより一回り大きくなったので、古くからのライカ・ユーザーの不満の声は大きかったようだ。そこで、エルンスト・ライツ社は、古くからのユーザーのためにM型に移行後も数年間バルナックカメラを製造し、希望者に提供してきた。そのカメラが今回出品した「Leica Ⅲg」なのである。バルナックの最終モデル「Leica ⅢF」をもとにして作られたが、M型カメラで初めて採用された新型のビューファインダーを採用しており、パララックス調整も容易になっている。 ライカⅢgは、1957-1960の四年間約四万台製造されたが、本機の製造番号は「#9685・・」で、製造年は 1959年である。底面に、かすかなヘアライン状のテカリが認められますが、殆ど使用感が見られない美品です。次に、添付するレンズは、ライカ・標準レンズの代名詞的存在「Leica Summicron 5cm f2.0 collapsable(沈胴)」で、製造番号から前期型1955年製造です。1953-1963の10年間約58000台製造されたようです。沈胴固定や解放は確実に操作でき、非常にきれいなレンズといえます。E39のUVフィルターを付けてありますが、国産の「marumi」製品で、Leica純正フィルターではありません。 最後に、この「ライカⅢg」の重要なアクセサリーである「速写ケース」について説明します。今回添付するのは「Ernst Leitz Wetzler」のマークが刻印されている「ライカⅢg」ように製造された総革製速写ケースです。カメラやレンズは美品を見ることが多いのですが、カメラ・ケースは消耗品で、美品は少ないのです。出品する速写ケースは、やや使用感はあるものの、純正速写ケースの中では美品の部類です。 もともと製造台数の少ない「ライカⅢg」に、美品の沈胴ズミクロン5cm、およびライカ純正速写ケースのセットの出品です。 日本語による使用説明書はありませんが、英文の説明書(28ページ)は手元にあります。コピーを添付いたします。出品している三品は美品ですが、製造されてから60-70年を経ています。この期間の大多数は、個人ユーザーにより使用/大切に保管されてきたものです。出品者が見落としている傷や汚れがあるかも知れません。輸送中の事故などによる初期不良には対応いたしますが、原則としてノークレーム・ノーリターンでの入札をお願いいたします。

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