アジャンター壁画の研究

★彡 ★彡 ★彡 ★彡 ★彡 定金計次 著 中央公論美術出版社 2009 年3月20日発行
B4判上製函入（2分冊）（320 ×257ミリ）
図版篇420頁（カラー図版916点）
研究篇414頁（挿図179図）

品 使用感少なく状態良好の美品です。


インド古代壁画の宝庫であるアジャンター石窟に残る壁画を未公開窟も含めほぼ総ての現存壁画を撮影し、従来全く公にされていないものを多く含むアジャンター壁画全体の図版を資料として公刊する。文献資料を援用し、その機能と主題との関係を解明、様式と技法の分析を通じて総合的に研究した。
これまでアジャンター石窟、特に壁画に関しては、その価値に見合うだけの研究が殆どなされていない。本書に掲載した900点以上の図版は、一点を除き総て著者が度重なる現地調査の折に撮影したものである。かかる体験を通じて、その状況を根本的に打破することが著者の使命であるとの認識に基づき、アジャンター石窟に残存する壁画について文献・資料等から、その特質を解明すると共に、誤り論じられてきた制作年代に論究し、インド美術史上に位置付けた基本文献。

著者略歴 定金 計次（さだかね けいじ）1949（昭和24）年
大阪府に生まる1974 年 京都大学文学部哲学科卒業1976 年 京都大学大学院文学研究科修士課程修了1979 年 京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学1 9 8 1―83 年 文部省アジア諸国等派遣留学生としてインド、 カルカッタ大学へ留学1987―88 年 文部省科学研究費補助金による「サンスクリッ ト絵画論とインド古代壁画―理論と実際」を遂行1996―98 年度文部省科学研究費補助金による「アジャンター 壁画の様式的研究」を遂行2005 年 京都大学より博士（文学）の学位を取得2005―07 年 学術振興会科学研究費補助金による「インド、タンジャヴールのブリハディーシュヴァラ寺壁画に関する現地調査および研究」を遂行京都大学研修員、京都大学文学部助手、京都市立芸術大学美術学部講師・助教授を経て、 現在、京都市立芸術大学美術学部教授。専攻、インド美術史 ★彡 ★彡 ★彡 ★彡 ★彡
マハマユリ工技藝堂


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